歌配信を始めたいけれど、どんな機材を揃えればいいのかわからずお困りではないでしょうか。マイクやオーディオインターフェースという名前は知っていても、何をどこまで買えば十分なのかは判断しにくいものです。
この記事では、歌配信の機材を役割、配信ジャンル別の選び方や予算別の揃え方や注意点も解説します。
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歌配信に必要な機材とは?

歌配信に必要な機材は、歌の質をそこまで気にしなければ、スマホ1台でも配信はできます。
しかし、機材を整えると歌の聞こえ方や雰囲気が一気にプロっぽくなります。
特にマイク、オーディオインターフェース(配信用ミキサー)、ヘッドホン、スタンドなどの小物の4種類です。
具体的には次の3点が変わります。
- 声の輪郭がはっきりし、歌詞や細かな表現がリスナーに伝わりやすくなる
- カラオケ音源と声の音量バランスを整えられ、声が音源に埋もれにくくなる
- リバーブ(エコー)やノイズ対策で、生活音が入りにくく聴き疲れしにくい音になる
スマホの内蔵マイクは、通話や会話を想定した作りです。声量の差が大きい歌では、音が割れたりこもったりしやすくなります。歌を聴いてもらうことが目的の配信だからこそ、音質が配信の印象を左右します。
歌配信の質を上げる代表的な4つの機材
歌配信で質を上げたいと思っている方は、以下の4つの機材から準備しましょう。
- マイク
- オーディオインターフェース・配信用ミキサー
- ヘッドホン・イヤホン
- マイクスタンド・ポップガード・ケーブル
それぞれの役割を解説していきます。
マイク

歌配信で使うマイクは、大きく2種類に分かれます。
- ダイナミックマイク:正面の音を中心に拾い、周りの物音を拾いにくいタイプです。丈夫で電源も不要なため、初心者でも扱いやすいのが特徴です
- コンデンサーマイク:感度が高く、息づかいや高音の伸びまで録れるタイプです。その反面、部屋の反響や生活音も拾いやすく、ファンタム電源(+48V)が必要です
防音していない自宅で歌うなら、まずダイナミックマイクを選ぶのをおすすめします。
コンデンサーマイクは、部屋の吸音対策とセットで検討しましょう。
接続方式も確認が必要です。USBマイクはPCに直接つなげますが、XLR端子(キャノン端子)のマイクはオーディオインターフェースを通してつなぎます。
※XLR端子(キャノン端子)は、マイクとオーディオインターフェースや配信用ミキサーを接続するための端子です。USBマイクとは異なり、オーディオインターフェースやミキサーを介して機器に接続する際に使用します。1
オーディオインターフェース・配信用ミキサー

オーディオインターフェースは、マイクの音をデジタル信号に変えて、スマホやPCに送る機器です。XLR端子のマイクを使うなら欠かせません。
配信用ミキサーは、オーディオインターフェースの機能に加えて、音量のつまみやエフェクトを手元で操作できる製品を指します。歌配信では配信用ミキサーが便利です。
マイクスタンド・ポップガード・ケーブル

マイクスタンドは、口とマイクの距離を一定に保つための道具です。机に置く卓上型、机に取り付けるアーム型、立って歌える床置き型があります。
ポップガードは、「パ行」や「バ行」を発音したときの息の吹かれを防ぐ網状の部品です。比較的安価なうえ、効果がわかりやすい小物です。ケーブルは、XLRマイクとミキサーをつなぐマイクケーブルのほか、スマホとの接続にアダプターが必要になる場合があります。
ヘッドホン・イヤホン

自分の声と音源を聴きながら歌うために、ヘッドホンかイヤホンを用意します。スピーカーから音を出すと、その音をマイクが拾ってしまうためです。
選ぶなら、音漏れしにくい密閉型のヘッドホンか、耳に差し込むカナル型の有線イヤホンが向いています。Bluetoothイヤホンは音が遅れて聞こえるため、歌配信には向きません。
歌配信の機材は予算別にどう揃える?
歌配信の機材は、最初から一式を揃える必要はありません。まずは手持ちの機材で始め、音の不満が出たところから足していくのが無理のない方法です。
具体的には、以下3つの段階で考えましょう。
- まずはスマホとイヤホンだけで始める
- マイクを足して声をはっきり届ける
- ミキサーを足して音源とエフェクトを整える
それぞれの段階について、詳しく解説していきます。
まずはスマホとイヤホンだけで始める

最初は、手持ちのスマホと有線イヤホンだけで十分です。配信を続けられそうか、どんな曲を歌いたいかを試してから機材を選ぶと、無駄な買い物を防げます。
この段階では、静かな部屋で配信する、スマホと口の距離を一定に保つといった工夫で音質を補いましょう。
マイクを追加して歌配信の音質を上げる

最初に足すなら、マイクがおすすめです。音質への影響がもっとも大きい機材だからです。スマホ配信ならスマホの端子に直接つなぐマイク、PC配信ならUSBマイクを選ぶと、ミキサーなしで使えます。
ただし、この構成ではループバックや手元のエフェクトが使えないことが多くあります。音源と声のバランスに不満が出てきたら、次の段階を検討しましょう。
ミキサーを足して音源とエフェクトを整える

本格的に歌配信を続けるなら、配信用ミキサーとXLRマイクの組み合わせが定番です。ミキサーとマイクがセットになった商品選べば、つなぎ方で迷うことも減らせます。
歌配信の機材はスマホとPCでどう変わる?
歌配信の機材構成は、配信する端末がスマホかPCかで変わります。REALITYやIRIAM、Pocochaなどのアプリはスマホ配信が中心です。一方、YouTubeではPCと配信ソフト(OBSなど)を使う方法が一般的です。
具体的には、以下3つのポイントを押さえておくことが重要です。
- スマホで歌配信する場合の基本構成
- PCで歌配信する場合の基本構成
- 配信アプリ別に確認したいポイント
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
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スマホで歌配信する場合の基本構成
スマホ配信の基本は、「マイク → 配信用ミキサー → スマホ」という流れです。スマホ対応の配信用ミキサーなら、4極ミニケーブルやUSBケーブルでスマホとつなげます。
どちらも、機材によっては電力が足りずに動作が不安定になります。その場合は、ミキサーやアダプターに別途電源を供給しましょう。
Androidは、機種によって外部マイクの入力に対応していないことがあります。購入前に、機材メーカーの動作確認情報を見ておくと安心です。
PCで歌配信する場合の基本構成
PC配信の基本は、「マイク → 配信用ミキサー → PC → 配信ソフト(OBS)」という流れです。ミキサーの代わりにオーディオインターフェースも使えます。PCとの接続はUSBケーブル1本で済む製品がほとんどです。
PC配信の利点は、音源の再生から画面づくりまで1台で完結できることです。OBSのプラグインを使えば、ソフト側でリバーブやノイズ除去もかけられます。一方で、配信と音源の再生を同時に行うため、パソコンの処理性能には余裕が必要です。
歌配信の機材トラブル症状別の原因と対処
歌配信のトラブルの多くは、機材の故障ではなく、接続や設定が原因です。
具体的には、以下3つのトラブルが特に起きやすいため、原因と対処を押さえておきましょう。
- 声が二重に聞こえる・ハウリングする
- 音源と声のタイミングがずれる
- ノイズや生活音が入る
それぞれ詳しく解説していきます。
声が二重に聞こえる・ハウリングする
声が二重に聞こえるのは、同じ音を2つの経路から配信に送っているためです。PC配信でループバックをオンにしたまま、OBSでもデスクトップ音声を取り込むとよく起こります。
ハウリングは、スピーカーやヘッドホンから漏れた音をマイクが拾い、音がループすることで起こります。モニターは密閉型ヘッドホンかカナル型イヤホンで行い、音量を上げすぎないようにしましょう。
音源と声のタイミングがずれる
歌っている自分の耳に、音が遅れて届いていることが原因です。Bluetoothイヤホンを使っている場合や、配信アプリ・OBSを通した音を聴いている場合に起こります。
有線のイヤホンやヘッドホンをミキサーのヘッドホン端子に挿し、配信ソフトを通さずに直接聴くと改善します。
ノイズや生活音が入る
「サー」というノイズは、マイクの入力レベルを上げすぎたときや、給電が不安定なときに出やすくなります。マイクに少し近づいて歌い、入力レベルは控えめにしましょう。
生活音や部屋の反響が気になる場合は、機材よりも部屋の環境を見直します。カーテンを閉める、壁際に吸音材を置くといった対策だけでも、響きは抑えられます。
まとめ
歌配信の機材は、マイク、オーディオインターフェース(配信用ミキサー)、ヘッドホン、スタンドなどの小物が基本です。機材を整えると、声の聴きやすさや音源とのバランスが改善し、歌の魅力がリスナーに伝わりやすくなります。
選ぶときは、録音用のスペックよりも「配信中に音を整えられるか」を重視しましょう。ループバック、手元のリバーブ、音量の操作しやすさが判断の基準です。スマホ配信かPC配信かで接続方法が変わるため、使うアプリのルールと合わせて確認することが大切です。
予算に不安があれば、スマホとイヤホンから始め、マイク、ミキサーの順に足していけば無理がありません。音源は別の端末から流す構成を基本にし、原盤の権利にも注意して選びましょう。
まずは今の配信で感じている不満を1つ挙げ、それを解決する機材から手に入れてみてください。
歌配信の機材に関するよくある質問
配信にマイクは必要ですか?
歌配信なら、外部マイクの用意をおすすめします。スマホの内蔵マイクでも配信はできますが、声量の差が大きい歌では音割れやこもりが起きやすくなります。
歌ってみたの録音にも同じ機材を使えますか?
使えます。配信用ミキサーの多くは録音にも対応しています。より本格的に録音したい場合は、コンデンサーマイクと部屋の吸音対策を追加しましょう。
VTuberが歌配信をするのに必要な機材は?
音声まわりの機材は、通常の歌配信と同じです。これに加えて、アバターを動かすための端末が必要です。REALITYやIRIAMなら、スマホ1台でアバター配信ができます。
配信機材セットはいくらぐらいしますか?
配信用ミキサーとXLRマイクを中心に一式揃えると、4万〜5万円前後が目安です。マイクだけを足すなら、数千円から1万5千円前後で始められます。